日本の経済を引っ張り続けるのは、科学技術に間違いない。ところがIT分野ではアメリカにはかなわない。モノつくりも台湾、韓国、中国、さらにアジア各国に負け始めている。
ひとつの原因は、日本の経営者、経営幹部の方々が、技術に事を勉強せず、技術を軽視しているからだと感じる。
多くの日本企業は、海外生産でのコストダウンをしているが、それも限界がある。桁違いにコストを下げられるのは技術だ。それを実現しているのは、技術者だ。ところが、子供たちの多くが理科離れ、技術離れをしている。子供の親たちも、泥臭い仕事をしている技術者よりも、楽してお金儲けをできるような職業を望んでいるのかもしれない。
企業は、どんなに資金を注ぎ込んでも、経営層がいくら経営手法に長けていても、技術者がいなければ、何も出てこない。コストの厳しい外食産業、技術とは関係ないように見えるが、多くが自動化によって成り立っている。この自動化を実現している人たちが技術者だ。
優秀な技術者を育てるには時間がかかる。それに個性的な技術者が必要だ。ところが、最近の企業は表面的には「個々の個性を活かす」と言いつつ、人材マネジメントコンサルタント企業にだまされるのか、金太郎飴的な人事を続けている。それでは、すごい技術など出てこない。
技術者全員に対して「英語の能力試験などが何ポイント以上必要」なんて企業があるが、金太郎飴人事の典型である。技術者は技術を身につけるのが先だ、それに専門分野がある技術者は、海外に一人で送っても、何とかできるものだ。
賢い経営者で技術を重視し、技術が理解できるなら、技術者をもっと伸び伸びと仕事をさせ、すごい、これなら儲かると思う技術が出てきたら、きちっと判断して、採用することを考えるべき。それを他人任せにしていたら、企業は駄目になる。
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